今後、スマート農業の分野でロボットが使われるケースは増えると予測されている。もっとも、ロボットと聞いて多くの人が思い浮かべるような、二足歩行ロボットが活躍するという意味ではない。
いずれは、二足歩行ロボットが農業の分野でも活躍するだろうが、現在のところ使用されているのはもっとシンプルなものだ。

除草、収穫やパック詰めを行うためのロボットはすでに開発が進んでおり、農業従事者の負担を大きく減らす効果が期待されている。
また、一般的なロボットのイメージからは外れるが、装着することで足腰などの部位の負担を減らしてくれるパワーアシストスーツもロボットの一種で、農業の分野ですでに使用されている。

各種ロボットを活用する最先端のスマート農業を取り入れれば、農業従事者の負担は減るため、きついというイメージの強い農業に人を呼び込むことも夢ではない。良質なロボットが登場するかどうか、これがスマート農業の未来を左右する大事なポイントと言っても過言ではない。

各種のロボットを開発する上で重要になってくるのが、AIの開発を手掛けるAIエンジニアだ。本来、ロボットは決められた動作しか行えないが、AIを搭載することでその制限が取り払われる。人間が行っていた作業をロボットに任せるためには、AIを搭載したロボットの力が欠かせない。
スマート農業向けのロボット開発は今後のさらなる成長が期待されている分野なので、IT業界でAIエンジニアとして活躍しているのであれば、需要の多いスマート農業の分野に挑戦してみるのも手だ。